甲斐駒ケ岳 黒戸尾根スカイランニング
ルートは黒戸尾根、日本三大急登の一つに数えられるハードなルート。
標高差2200メートルを一気に突き上げて登る。
5時30分登頂開始。
前半はそれほど斜度もなく、快適ルートが続き鼻歌まじりで進む。
クマザサの生い茂った森を抜けると徐々に傾斜が増してくる、しかしそれほどでもない。
想像していたより楽に感じる。
刃渡りの鎖場を過ぎると、ちょっときつくなりはじめた。
やはり黒戸尾根、甘くはなさそうだ、はしご、鎖のオンパレード、慎重に登る。
七丈小屋の手前の登りで両足のももが攣り始めた、まずいと思い両手も使って足の負担を減らす。
八合目からが最大のつらい所、山頂は見えているがなかなか近づかない。
脚も順番にどこかが攣り、使う筋肉を分散してやり過ごす。
最後のきつい岩場を乗り越え、4時間30分かかって甲斐駒ケ岳登頂。
素晴らしくいい天気で360°大パノラマ。
しかし高山病の症状が出始めていて、頭痛がひどくなってきた、おにぎりがのどを通らない、吐き気も出てきた。
滞在時間もそこそこに11時には下山開始。
高度が下がるにつれて吐き気もおさまり、走れるところはなるべく走った。
本当は6時間台を目指していたが、やはり甘くはなかった、下山では7時間台を目指し走ったが叶わず、下山は3時間40分かかってトータル約8時間10分のタイムだった。
まだまだスカイランナーとしてはへなちょこであった・・・
最後の走りでオーバーヒート、尾白の渓流にドボン!でクールダウン。
気持ちよかった~。
MASAKI FILM