ゆりのきDAYS

千葉県八千代市のサロン アルテヘアーデザイン店長の趣味とトレーニングの雑文

新潟十日町新雪ジョギングマラソン

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東京発7時の上越新幹線で越後湯沢へ、ほくほく線に乗り換えて十日町まで、快晴の関東地方からトンネルを抜けるとそこは本当に雪国だった。

この糞寒い雪の中で本当に走るんですか?とほとんどの人が聞いてくる位しんしんと降る雪の街に降り立つ、寒い!正直帰りたくなる。

気を取り直して受付を済ませ、ゼッケンを付けたり、コンタクトレンズを装着し、脚にホットオイルを塗り込む。

オイルを塗っていると気分は次第に盛り上がる。

開会式もそこそこにUPをしに外へ出る、道路には水が出ていて雪は溶けている、しかし路面はびしゃびしゃで少し走るとシューズの中に水が入り込む、とてもUPなど出来ない。

なるべく最前列でスタートするために雪の降る中、寒いのを我慢してスタート地点で待つ、速そうな学生ランナーを見つけた、僕の早いランナーを見つける嗅覚が素早く反応した、57番の彼に付いていけばよさそうな感じだ。それが間違いだとも知らずに・・・

そしてスタート。

57番はやはり速かった、完全に置いていかれる、

時計を見る暇もないくらい速いぺース、レースプランは早くも崩壊。

コースのアップダウンが激しい、ペースを維持するのが大変、シューズの中は水浸し、足指の感覚がなくなる、時折横なぐりの雪。

5キロを過ぎると国道に出るが、路面はシャーベット状態、脚に泥雪が降りかかる。

峠道のような登りが続く、一番キツかったのが折り返しの登り、折り返して、今来た急坂を駆け下りる、心拍は落ち着かない、登山の下りのような負荷が前ももにかかる、でも下りでTIMEを縮めなければ、アップダウンが続くコースでこれ以上の短縮は難しい、半分滑り降りるように走る。

しばらくすると後半は前も後ろもランナーが居なくなった、一人旅、時計を見ながらペースを維持、残り5キロの地点で1時間経過、1時間20分切りが見えてきた。

しかしアップダウンがあるためになかなかペースがつかめない。

ふくらはぎが時折攣る寸前の症状、攣ってしまっては元も子もないので、上手く使う筋肉を分散してやり過ごす。

残り2キロをがむしゃらに走るが、約1キロを残して1時間20分ははかなく過ぎてしまった。

とりあえずラストスパート、そしてゴール。

 

ハーフマラソン 約21キロ 1時間23分58秒  12位

http://www.shinza.info/_marathon/marathon_result35.html

  

意地でも24分にはしたくなかった。

このタイムをフルマラソンで維持出来れば、悲願のサブ3なのだが、そんなに甘いものではない事はよくわかっている。

まあこの雪の中でよく走ったものだ、目標の80分切りは出来なかったが上出来だったかな?

豚汁と魚沼産の米のお餅がことの他うまかった。

十日町駅近くの温泉で汗を流して、13時すぎの電車で帰路へ。

新潟名物笹団子を家族へのお土産にした。

帰りの新幹線は満員で座る事が出来ず、酷使した脚にこたえた。

快晴の関東地方に帰って来た、トンネルを境にこれほど天候が違うことに驚かされた。

新潟でのレース、地元の方々の暖かいおもてなしがじんわり伝わり、来年もまた来ようと思った。

ますますランナーとしてのめり込むことになりそうだ。