第六感によるマルイカ釣り
今年のマルイカちゃん達はどこへ行ってしまったのか?
南房総あたりの釣り船は去年とはうってかわって全く釣れていない。
7月に入りやっとちらほら釣れ始めてきたが、もうシーズンは終わりに近い。
2月に買った専用ロッド、マルイカXはホコリをかぶってる。
義兄から鴨川市の小湊港の寿々木丸でマルイカが釣れ始めたらしいと連絡が入る。
早速二人で今年初のマルイカ釣りに出陣することにした。
午前二時起床ですぐに出発、圏央道の鶴舞ICから国道を南下してちょうど二時間で小湊港に到着。
マルイカフリークが続々と集まる、あっという間に満船。
くじ引きで座る位置が決まる、右舷の最前列ミヨシをGET!
運がいい、やはり釣り座はミヨシがトモがいい。
4時半過ぎには出港、15分ほどでポイントに、最初のオモリを投げ入れる瞬間が緊張する。
第一投、水深50メートル。
糸ふけをとって竿先に神経を集中。
竿先がぴくっと小さく動いたような気がした、わずかに何かが触った気がした。
すかさず合わせる!電撃合わせ!
ずっしりと重たい手ごたえ、やった!一投目で乗った!
丁寧に巻き上げる、にやり・・・隣を見ると義兄にも乗っていた。
待望のマルイカちゃんとご対面、すごく愛おしい。
いましたね、外房の小湊の海にマルイカちゃん、こんなところに隠れていたのね。
マルイカX S/MH-155は先端が極細になっていてマルイカの繊細なアタリをとれるようになっている、今回はこのロッドのおかげで小さいアタリをとれるようになってきた。
しかし竿先が動いてからでは合わせが遅すぎるようで、巻き上げ途中で何度もバラシてしまった、竿先が動く前の微妙な変化を感じて合わせるとがっちり掛かる。
この微妙な変化とは一体なんなのだろう?
指先に伝わるマルイカが触った感じ、竿先のもぞっとした動き、そして自分の第六感!それを感じた時にビシッ!!と合わせるとうれしい重い手ごたえ、今日は後半になればなるほどこの第六感が研ぎ澄まされてまさに乗り乗りっしょ。
すべてはこの第六感を感じられるかどうかなのかとも思う。
ずんぐりしたかわいいマルイカちゃん達としばし戯れる。
巻き上げ途中にシイラがマルイカに襲いかかり仕掛けをすべて持って行ってしまった、シイラの迫力にたまげた。
夢中になりすぎて日焼け止めも帽子もなく頭も腕も真っ赤っか。
小湊の海の青さも素晴らしく、遠くにはおぞましいおせんころがし殺人事件のあったおせんころがしの崖が見えた。
終わってみれば22杯ととりあえず満足。
自分の第六感がこれからも釣りに生かされることを願う、仕事にも生かせよ。
マルイカの丸焼きがおいしかったなあ、ワタも墨も取らずにそのままグリルで焼く、醤油を少しかけてかぶりつくと墨がじわ~っと、ほんのり苦くて柔らかいイカの歯ごたえがたまらない。
7月12日火曜日 晴れ、微風、うねり1.5M
5時〜11時 寿々木丸
ロッド マルイカX S/MH-155
リール ミリオネア
釣果 マルイカ19杯 外道 ムギイカ3杯